2007.10.17

寿司屋の結婚

『めで鯛』

【後輩の寿司屋を知らない方はコチラ】 【カテゴリー寿司屋も参照】

後輩の寿司屋は、『寿司屋にして、寿司屋にあらず』な奴だ。

顔こそ寿司屋に似ているが、腕前ときたら素人もいいトコだ・・・

当然、『シャリ』なんて握れやしねぇ・・・

握れるのは、『砂利』くらいなもんだろう・・・

そんな寿司屋に春がきた。

寿司の腕も半人前が、一丁前に結婚をすると言う。

それはそれで、めでたいことだ♪

ついに、女将となるべき女性とであったのだろう。

(どうやら、2万円の電卓の女性のようだ)

寿司屋なら、寿司屋らしく2万円のそろばんを買えってんだ!

いや、2万もあればデジタルそろばんが買えるなぁ・・・

(そんなの、あるわけねぇ・・・)

まあ、よい。

とにかく、祝いついでにメールをしてみた。

私:「式はどうするんだ?やっぱり築地市場か?」

寿司屋:「一応、ホテルを予定しています」

(こいつ、完全に無視しやがった・・・)

私:「やっぱりアレか?寿司は、自分で握るのか?」

寿司屋:「腕がなまってるんで、本職の人にお願いします♪」

(何だ?この大らかさは・・・)

あぁ、気持ち悪い・・・

息子が生まれたら、迷わず『すし太郎』にしなさい。

ええ、そうしなさい。

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2007.10.12

寿司屋不動産

『2万円ナリ』

前回、寿司屋の話が、途中から変な方向へ向いてしまった・・・

今日は、真面目に寿司屋をクローズアップしていきたいと思う!

ご覧の通り、『!』からも、私の意気込みを感じて頂ければ幸いである。

【後輩の寿司屋を知らない方はコチラ】

かれこれ、1年も前の話になるだろうか・・・

寿司屋が、私の働く店に彼女を連れてやって来た。

(ほほう、寿司屋のくせに生意気な・・・)

と思いつつも、そこは可愛がってきた後輩だ。

彼女の前で恥をかかすわけにもいくまい・・・

よ~し!多少、気の利いたドリンクでも出してやろう。

私:「飲み物は、『あがり』でいいか?」

寿司屋:「怒りますよ・・・」

私:「冗談だよ・・・」

親戚の経営する不動産会社に勤め始めたばかりという寿司屋は、

こともあろうに、スーツにネクタイという西洋文化むき出しの出で立ちだ・・・

(ケッ!インテリな格好しやがって、明治維新か!)

私:「どうだ?仕事の方は?」

寿司屋:「ボチボチですねぇ、給料も結構貰ってるんで」

寿司屋:「そうそう、家とか買いませんか?」

寿司屋は唐突に、素敵な先輩に対して、人生最大の買い物を勧めてきた・・・

あん?

コイツ、完全に調子に乗ってやがる・・・

これだから、金を持った奴は嫌いなんだ・・・

金持ちってのは、心が貧乏だ。(全ての人がそうではないが・・・)

寿司屋よ・・・

もう少し、人の心が分かる人間になれ・・・

私:「お前が買えばいいじゃないか」

寿司屋:「いやぁ、それはちょっと・・・」

その言葉にカチンときた私・・・

私:「お前なぁ、自分が欲しくないような物を人に売ろうとするな!」

私:「説得力に欠けるぞ・・・」

寿司屋:「そうですよね・・・」

私の言葉が、多少は心に響いたようだった・・・

それから、寿司屋は下を向いたままバックから電卓を取り出して、こう言った・・・

寿司屋:「じゃあ、ビルとか建てないですか?」

(響いてねぇーし!)

そして、ここで初めて寿司屋の彼女が声を張る。

寿司屋の彼女:「この電卓、2万円もするんですよぉ」

この日、一番の怒りが私に降臨した・・・

私:「テメェ!寿司屋なら、『そろばん』だろうが!」

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2007.10.05

寿司職人の悩み

『涙のわけ・・・』

私の後輩に、寿司屋がいる。

と言っても、『腕は素人、顔は玄人』と、まあ完全なる素人ではあるが・・・

顔が寿司屋に似ているので、『寿司屋』と尊称している。

【後輩の寿司屋を知らない方はコチラ】 【カテゴリー寿司屋も参照】

寿司屋は、大学を卒業後、わずかに調理職を経験する。

多少、寿司屋(私の理想)に近づいたかに見えたが・・・

程なくして退職・・・

親戚が経営する不動産業に転職したのだった。

私は、ただただ残念でならなかった・・・

あれほどの顔(寿司屋似)を持ちながら、その道から退くことが・・・

腕前なんて、努力さえすれば後から付いてくる。

しかし、その顔(寿司屋似)は、努力しても手には入らない。

多くの寿司職人達が、その壁(寿司屋顔)にぶつかっては消えていった・・・

一流寿司職人A:「俺、腕には自信があるけど、顔が寿司屋っぽくないよな・・・」

一流寿司職人B:「俺も、そうだな・・・」

一流寿司職人A:「俺、もう寿司を握るのやめようと思うんだ・・・」

一流寿司職人B:「何でだよ!」

一流寿司職人A:「だって!腕には自信があるけど、顔が寿司屋っぽくないじゃん!」

一流寿司職人B:「何でだよ、何で・・・こんなに旨いのに・・・何でだよ・・・」

一流寿司職人A:「お前、泣いているのか・・・」

一流寿司職人B:「うるせぇ!お前の寿司は、いつもサビが効き過ぎるんだよ・・・」

一流寿司職人A:「お、お前、それサビ抜きなのに・・・うぅ・・・」

サビついた貴方の心の潤滑油、本格派寿司小説『寿司屋たちの沈黙』より。

(ごめんなさい、今3609111671思いついた嘘物です)

あれ?

いつの間にか、話が変な方向に・・・

まあ、いいや・・・

後輩(寿司屋)の話は、次回へと続く・・・

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2007.08.13

寿司屋の進路

『寿司屋は寿司屋』

【後輩の寿司屋を知らない方はコチラ】

大学4年にもなると、進路について考えなければならないものだ。

(ちなみに寿司屋は、3年である)

私:「で、みんなどうするの?」

友人:「まあ、なるようになるんじゃねぇ?」

私:「お前は、いいよなぁ・・・」

寿司屋:「えっ?なぜですか?」

私:「実家の寿司屋を継げばいいもんな・・・」

寿司屋:「実家は鍼灸医院ですよ。知ってるくせに・・・」

私:「じゃあ、修行に出るんだな?」

寿司屋:「鍼灸のですか?」

私:「いや、寿司屋に決まってんだろ・・・」

寿司屋:「たった今、横綱に昇進しました・・・」 【寿司屋と格付け参照】

私:「あ、そう・・・」

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2007.08.11

寿司屋と車

『ハチロク』

3431200440 【後輩の寿司屋を知らない方はコチラ】

ある時、寿司屋が車を買うと言い出した。

学生のくせに生意気な奴だ・・・

大学当時、部内では漫画『頭文字D』が流行っていた。

寿司屋:「自分、ハチロクを買おうと思うんですよ」

ハチロクとは、トヨタのトレノAE86型の通称である。

漫画『頭文字D』の主人公『藤原拓海』の愛車としても有名だ。

『藤原とうふ店』と書かれたハチロク。

配達の豆腐を崩すことなく、峠を攻める主人公。

当然、人間技ではない・・・

勿論、漫画であるが・・・

そんな影響をダイレクトに受けた一人の寿司屋・・・

私:「お前、影響され過ぎだ。後で後悔するぞ・・・」

私:「それともアレか?お前にシャリを崩さないほどのテクニックがあるのか?」

私:「まあ、配達の為に買うんだったらいいんじゃねぇの?」

私:「寿司屋最速ってな♪」

私:「じゃあ、アレだな。実家の寿司屋を継ぐんだな?」

寿司屋:「実家は、鍼灸医院ですけど・・・」

私:「ああ、知ってるよ」

その後、寿司屋はハチロクを諦めた・・・

その後、『頭文字D』の主人公は、『インプレッサ』に乗り換えた・・・

その後、寿司屋は後を追うかのようにインプレッサを買ったとさ・・・

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2007.08.10

寿司屋の格付け

『大関』

【後輩の寿司屋を知らない方はコチラ】

その後、部にも慣れた寿司屋。

私との関係もまた慣れたもの。

練習中も・・・

私:「オイ!そこの、あがりを取ってくれ!」

寿司屋:「はい?」

私:「寿司屋で、あがりと言えば、お茶だろうが!」

寿司屋:「大関です・・・」

私:「えっ?何それ?」

寿司屋:「格付けですよ・・・」

寿司屋は、自分に非のある人間を大相撲で格付けしていた・・・

ちなみに私の友人は、すでに『親方』の地位を築いていた。

しかし、そんな格付けごときで、私はひるまない。

私:「オイ!バトンを巻き寿司に変えた方がいいんじゃないか?」

寿司屋:「横綱に昇進させますよ・・・」

あ、ごめんなさい・・・

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2007.08.09

寿司屋とバトンパス

『走る寿司屋』

【後輩の寿司屋を知らない方はコチラ】

大学当時、リレーメンバーだった私と寿司屋は、当然バトンパスの練習をする。

私から、寿司屋へのバトンパス。

寿司屋が決めたあるラインに私が達したところで、寿司屋はスタートを切る。

その差が縮まってきたベストのタイミングで、私が「ハイ!」と声を掛ける。

その合図で、寿司屋が手を後ろへ差し出す。

私は、その手へバトンを押し込む。

というのが通常のバトンパスの流れである。

それを『テイクオーバーゾーン』という範囲内で行わなければならない。

私:「よし、じゃあ行くぞ!」

寿司屋:「いいっすよ!」

スタートを切る私・・・

寿司屋との距離が縮まっていく・・・

私が、寿司屋の決めたラインに差し掛かる・・・

同時に、寿司屋がスタートを切った・・・

二人の距離が縮まり始める・・・

『テイクオーバーゾーン』の最終ラインが近づいてきた・・・

(よし!今だ!)

私:「ヘイ!」

バシッ!

最高のバトンパスが決まった・・・

よしよし、練習からいい感じだぜ♪

寿司屋が戻ってくる。

私:「今の、いい感じだったな♪」

寿司屋:「それよりも、何で今 『ヘイ!』 って言ったんすか?」

私:「いやぁ、ヘイ!の方が寿司屋っぽいかなぁ~なんてさ・・・」

寿司屋:「本番で言ったら、バトン受け取りませんからね・・・」

私:「へい・・・

寿司屋:「・・・」

本番では、しっかり「ハイ!」と言った私・・・

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2007.08.08

友人のアドバイス・・・

『寿司屋に似ている』

大学1年の冬――

我が陸上部の特待生枠を受験する後輩達が、「ちゃんと駅からバスに乗るか見届けろ」

という辞令を受けた私は、少々悩んだ・・・

なぜなら、私は熊本県の出身だ。

大学で鹿児島に出てきた私に、鹿児島の後輩達を見届けろと言われても・・・

(自慢じゃねぇが、顔も名前も分かりゃしねぇ!)

私:「まぁ、行ってみますわ・・・」

そんな時、同校から後輩が来る予定の友人が素敵なアドバイスをくれた・・・

友人:「ウチの後輩はねぇ、アレに似てる・・・」

私:「アレって何?」

1910426729 友人:「寿司屋」

私:「寿司屋?」

(寿司屋似って何だー!)

理解不能、意味不明・・・

寿司屋なんて日本中に溢れている・・・

しかも、寿司屋の何に似ているのかさえ分からない・・・

アバウトにもほどがある・・・

友人:「見たら分かるよ」

(本当かよ・・・)

そして、当日――

駅前で寿司屋を探す私・・・

(コイツじゃない、コイツでもない、コイツか?いや、違うだろう・・・)

駅前は、それらしい受験生ばかりで、寿司屋探しは難航した・・・

(果たして、俺に分かるのか・・・)

(寿司屋のヒントで分かるのか・・・)

(つうか、寿司屋って一体何だ・・・)

そんな時、友人の言葉が頭をよぎる・・・

「ミタラ、ワカルヨ・・・」(外人風)

(見たら分るって・・・ん?)

私:「す、す、す、す、す、寿司屋だ・・・」

私の目の前に、おおよそ120%寿司屋と呼べる男が立っていた。

いや、130%・・・

いや、150%・・・

いや、170・・・(もう、どうでもよい)

男は間違いなく、友人の言っていた『寿司屋』であった。

私は任務を全うし、男もまた受験を全うした。

そして、翌春――

寿司屋は、無事に陸上部へ入部。

晴れて、『走る寿司屋』として私達の仲間となった。

いやぁ、見たら分るわ・・・

180%寿司屋だもん・・・

いや、190%・・・

いや、200・・・

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