« 最高の・・・ | トップページ | 年の功 »

2006.10.16

変わらぬ日々の隙間には・・・

『いつもと同じ帰り道・・・』

仕事を終えた私は、家路を急いでいた。

特に何かあるわけではない。

ただ、早く帰って休みたかった・・・

それだけだ・・・

私の自宅は、店からそれほど遠いわけではない。

車で15分といったところだろうか。

通いなれたこの道も、いつもと何ら変わりない。

そう、いつもと同じ帰り道・・・

いつもと同じはずだった・・・

「うわっ!危ねぇ!」

私は、慌ててハンドルを切る・・・

車道には、横転した自転車が転がっている。

「一体誰だ?こんな所に・・・」

わずか数秒、ほんの一瞬・・・

自転車を避けながら、私は目を疑った・・・

人が倒れている・・・

しかも、自転車に乗ったままの体勢で・・・

「酔っ払いか?いや、最悪、死んで・・・」

そんな思いが脳裏をよぎると、車は自然と向きを変えた。

車を路肩に停めた私は、反対車線に走り寄る。

「大丈夫ですか?」

私は、その人と思しき不動の者に声を飛ばした。

すると、どうだろう。わずかだが、声が聞こえる・・・

「はいひょうふれふ・・・」

言葉にならない返事が返ってきた。

良かった・・・

取り敢えずは生きている・・・

フラフラになりながら、何とか立ち上がったのは女性・・・

かなり酔っているようだ・・・

「かなり飲んでますねぇ・・・」

「何処まで帰るんですか?」

女性:「○○○まで、はへりまふ・・・」

おいおい、自転車の頭はそちらとは正反対を向いてますよ・・・

何処へ、帰ろうとしていたのだか・・・

「じゃあ、帰る方向はこっちですよ」

自転車の鼻を180度変えてやる・・・

「本当に大丈夫ですか?タクシーの方が良いんじゃないですか?」

女性:「いや、らいひょうふれふ」

女性:「ありがとふごはいまひた」

そう言い残し、女性はフェンスに寄り添いながらフラフラと歩く・・・

フェンスは、黙って肩を貸す・・・

私もまた、家路を急ぐ。

特に何かあるわけではない。

ただ、早く帰って休みたかった・・・

それだけだ・・・

そう、いつもと同じ帰り道・・・

|

« 最高の・・・ | トップページ | 年の功 »

コメント

二タッチさんへ・・・
都市伝説ならぬ、田舎の伝説・・・
今や、貴重なのかもしれませんね(笑)

投稿: ヨッシー→二タッチさん | 2006.10.19 21:27

みきさんへ・・・
時に、そんなこともいいのでは?
皆様にとっての良い酒となるのなら♪

投稿: ヨッシー→みきさん | 2006.10.19 21:24

英美さんへ・・・
そうですねぇ・・・
僕らは、そんな方々と上手く付き合って行かねばなりません(笑)
ディープな世界ですわ♪

投稿: ヨッシー→英美さん | 2006.10.19 21:21

昔、そんなおじさん見かけました。

銅田あたりの交差点の車道で・・・

その方も、自転車こいだまま、垣根に埋もれてました。
一応通り過ぎてから、引き返しましたが
尊序そこらには、居なかったんです・・・・

見てはいけない者を見たのかな・・・

投稿: ニタッチ | 2006.10.17 22:10

ウチの店長ぢゃなかった・・・??

たまには、ベロンベロンになるまで飲みたいです。。。

投稿: みき | 2006.10.17 21:37

とりあえず、女性がそんなになるまで
飲むモンじゃないと正してあげたい・・・。

お疲れ様でした。。。

投稿: 英美@バニー.com | 2006.10.17 16:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 最高の・・・ | トップページ | 年の功 »