« 漂流記2004 ~前編~ | トップページ | 漂流記2004 ~帰還編~ »

2006.04.20

漂流記2004 ~後編~

『神の悪戯』

_081 「早く出てもらわなきゃ困るんですよ」

コテージの掃除に入って来た管理者達に起こされる。

まだ朝早い・・・

寝ぼけ眼をこすりながら、コテージを後にする。

そんな我々の背中に、追い討ちをかけるかのように管理者が呟いた・・・

「まあ、島から出れないけど・・・」

影の差した表情に、多少の不気味さを感じたが、我々は予定通りに港へと向かった。

道中は、睡眠不足や二日酔いなどもあり、会話はやや少なめだった・・・

こんなに天気がいいのに、元気がないとは・・・

そして、港に到着。しかし何故か、殺風景な様子・・・

よく見ると、港が運航していない!そして、入り口には張り紙が・・・

『台風15号の影響のため、港は閉鎖します』

一同、愕然とした・・・こんなに晴れているのに・・・

キャンプ場に戻ったが、こちらも閉鎖・・・

幾度となく往復したその道は、ナビがなくても行き来できるまでに・・・

町の看板には、『怪しい車両を見つけたら、即警察へ』の文字。

熊本ナンバーの私の車。これだけウロウロしていれば、怪しまれるのも時間の問題・・・

とりあえず、港に隣接するホテルのロビーで作戦会議をすることに。

350hotel ロビーでは、連日熱闘を繰り広げている甲子園が映る。

皆、黙ってそれを眺めた・・・

白球追いかける高校球児。我々、理想追いかける港口救児。

結局なけなしの金で、このホテルに素泊まりすることに。

そして、台風を迎えた・・・

明けて、翌日・・・快晴に加えて、穏やかに見える海。よし!今日は、帰れる!

が甘かった・・・内海は静かだが、外海は荒れ放題・・・今日も運休・・・

金も尽きる寸前・・・フェリー代だけは残さねば・・・

そして再び、キャンプ場に泊まることとなる。

食料もない・・・初日の贅の限りを恨んだ・・・

よし、カレーだ!買出しをして、皆で分担作業。

そこは本職、皆手際の良さで万事解決!何とか満たされた・・・

そして、夜・・・

誰もいないキャンプ場に、今夜も切ないギターの音色が響いた・・・

明日は、脱出できるだろうか・・・

                                  帰還編に続く

|

« 漂流記2004 ~前編~ | トップページ | 漂流記2004 ~帰還編~ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 漂流記2004 ~前編~ | トップページ | 漂流記2004 ~帰還編~ »